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号外(2005.2.24)!
2月24日京都新聞夕刊
和馬が一面トップを飾る!
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2月23日(木)京都新聞夕刊に吉村家の阪急の旅がとりあげられました!
記事内容は以下の通り!
筋ジス少年「明日」へ歩んだ74km
下京の吉村君
駅踏破の旅 ゴール目前
阪急烏丸ー三宮間の沿線
5年かけ「やり遂げる」
全身の筋肉が弱っていく難病「筋ジストロフィー」の少年t京都市下京区tが、阪急電鉄京都線と神戸沿線を一駅ずつ歩く旅に挑戦している。二〇〇〇年夏に烏丸駅を出発し、最近は車いすを使いながらも自力で歩み続け、目標の三宮駅まであと五駅に迫った。「二度と歩けなくなるかもしれない道を進み、将来の糧にしてほしい」という両親の願いに、少年は五年越しで夢を実現しようとしている。
同区高倉通四条下ル、ノードルダム学院小四年吉村和馬くんasで、印刷会社を営む父伸さんdm、ピアノや歌を教える母由理さんdkの長男。二〇〇〇年春の五歳の時、筋ジストロフィーであることが分かった。
両親は「毎日泣いて過ごした」といい、「一生笑うことはない」と思ったともいう。しかし、「今しかできないことをさせたい」と、和馬くんが熱烈なプロ野球の阪神ファンだったことから、甲子園に向かう阪急沿いの旅を思いついた。
第一歩は二〇〇〇年七月一日。一歳前の妹真綾ちゃんetをベビーカーに乗せ、一家四人で烏丸駅を出発した。地図を片手に毎回一ー四`ずつ進んだ。一駅ぶん歩くと、電車で自宅に引き返し、また次の休日に、前回の駅まで電車で出かけ再開する。田んぼのあぜ道を歩いたり、昔ながらの商店街を通ったり、公園があると滑り台で遊んだ。寄り道も楽しかった。
しかし、だんだん足の筋力が弱り始め、一、二時間で歩けた道も半日がかりになった。〇四年九月、塚口駅まで計二十五駅を歩いたところで、やむなく車いすを使うことにした。それでも助けを借りずに自分の手の力だけで進み、今年一月下旬には岡本駅に着き、延べ約七十四`に達した。
両親は「忙しくて毎週は行けないけれど、夏までに達成できたら」といい、和馬くんは「自分の力だけでやり遂げたい」。これまで毎回、旅の記録をつけており、両親は「和馬が踏破したら、道中の写真などをホームページで公開したい」と願っている。
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