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10月号その4
1回戦開始!
さあ、大会の開始です。
朝早くからサンダーバードに乗って応援にきてくれた、グランパ、グランマ、おばあちゃんほか、とんぼ先生やたくさんの応援団のみなさんも準備万端。試合がはじまりました。
対戦相手は中部ブロック1位の長野のFCクラッシャーズ。昨年度の優勝チーム、すなわち日本で一番強いチームです。
去年の決勝も見ていましたが到底かなう相手ではないのは明らかですが、目標はそのなかでいかにいい試合をするか!
試合が始まって驚きました。互角といってもいいほどいい試合をしています。
1対1の競り合いなどは決して負けていません。去年はほとんど攻めるシーンのないまま1回戦敗退しましたが、たしかに相手を苦しめていました。敵陣深く攻め込むシーンも。
しかし、相手は百戦錬磨。ちょっとしたミスも逃しません。
隙をついて得点されてしまいました。
3点入れられてもがむしゃらに戦う選手たち。静耶の絶妙のパスから和馬が持ち込んでドリブルシュート!
ゴールラインを完全に割ったかに見えました。
ところが、キーパーが反転して逆回転からクリア。ルールではゴールラインをボールすべてが超えなければゴールにならないため、ボールの95%以上は入っていたのですが、判定はノーゴール!!決定的なチャンスを逃しました。
その後も一進一退の試合。そのとき歴史的シーンが訪れました。
われらが静耶のスーパーゴール!ついに目標である、「クラッシャーズから1点とる!」というのを実現した瞬間でした!
後半はキーパーに「和馬の兄貴」アッキーの登場により、ファインセーブの連発!相手を押さえ込んで、無失点。
もうひとつ静耶のスーパーロングシュートもあったのですが、間接フリーキックが直接入ったということでノーゴール!
結局、4−3のような4−1で敗退しました。
選手たちはまるで勝ったような顔で終了のホイッスルをききました。
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和馬のドリブルに相手も 思わず2on1のファウル! |
大会2日目、交流試合!
大会2日目には、前日に1回戦で負けたチーム同士が交流試合をさせていただきます。
ソニックの相手は名古屋のA.M.F.C.エスカルゴ。日本で2番目にできた伝統あるチームです。
こちらは昨日関西ブロック3強の一角、兵庫レッドイーグルスに善戦敗退したチームで油断はできません。
今回のもうひとつの目標は、「交流試合で勝つ!」。昨日クリアした「クラッシャーズから得点する!」についでの目標です。
昨日から調子に乗っているわがチームは終始押し気味の試合。
昨日キーパーでミスしてしまったノアが起死回生、名誉挽回のファインゴールで1点をとりました。
その後その虎の子の1点を守りきってついに選手権大会にて初勝利!!!
二つの目標をクリアして意気揚々と引き上げました。
このゲームで和馬は後半のこり5分でマシントラブル!
退場してベンチになってしまいました。
原因不明のため、金沢からそのままピットクルーのフジドライブさんの車で行ってしまいました(涙)
早くなおりますように!
それにしてもすばらしい大会になりました!!
試合後、他ブロックの数チームが合同合宿とか練習試合を申し込んできて、おおもてのソニックでした!
応援団!
これだけたくさんの応援団がきてくれました。
本当に感謝です!
みなさん、ありがとう!!!!
読売新聞にも!!
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金沢市の全国大会は珍しいらしく、ニュースでも再三とりあげられていました。
その都度ソニックが出ていたらしいですが、やっぱり若い子がやってる方が絵になるんでしょうか?
読売新聞にも、石川のローカル版ですが和馬がばっちり写っていました。
(以下記事本文)
電動車いすサッカーの日本一を決める「第15回日本電動車椅子サッカー選手権大会」が24、25日、金沢市のいしかわ総合スポーツセンターで行われた。本県での全国大会は初めて。日本電動車椅子サッカー協会が主催し、北海道から九州までの予選を勝ち抜いた16チーム(開催枠で石川県1チーム含む)が参加した。試合は盛り上がりを見せたが、選手の費用負担や介助者不足など課題も多い。(小峰翔)
ルールは、バスケットボールと同じ大きさのコートで、32・5センチのボールを幅6メートルのゴールに入れる。1チーム4人。車いす前部には、長さ約30センチのフットガードと呼ばれるボールをけるための金属が取り付けられている。
車いすを前後に動かし、激しいボールの奪い合いや回転をしてパスやシュートをする姿に観客席から歓声が起きた。県代表の「金沢ベストブラザーズ」は、1回戦で2―3で神奈川県のチームに敗れたものの、初めて観戦したという津幡町、主婦紺井好美さん(48)は「強くけったり、ぶつかったりと思った以上に激しく、見ていて力が入った」と驚いていた。
ただ、同協会の高橋弘会長(38)によると、電動車いすは100万円前後と高額なのに加え、国から協会への普及活動助成金が2003年に3年間の期間満了で打ち切られた。協会は運営維持のために、翌年から選手の年間登録費を2400円から1万円へ引き上げた。ほかにも大会参加費や遠征時の交通費、宿泊費がかかる。
金沢ベストブラザーズ監督兼選手の城下由香里さん(44)は、「少なくとも年間20万円以上はかかる」と話す。また、常に介助者が必要だが、家族が毎日付きそうのは難しく、ボランティアも常に人手不足という。
費用が払えず競技を断念した人や全国大会出場をあきらめ、地域だけで活動するチームが多くなった。協会には04年、49チーム・416人が登録していたが、09年は31チーム・243人に減った。チームがない県もある。
高橋会長は、「スポーツをする機会がほとんどない重度の障害者にとって、車いすサッカーは生きがい。競技理解のためにまずは足を運んでほしい」と地域や企業の協力を望んでいる。
(2009年10月26日 読売新聞)
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