西湖堂印刷のルーツ

「西湖堂印刷ってパン屋さんみたいな名前やね。」
「パン屋さんなら知ってるけど・・・」
といった会話をよく耳にします。
なにを隠そう、そのルーツは同じなのです。
と、いうよりも、あの有名な製パン業者の「西湖堂」の
ルーツこそがわが「西湖堂印刷」なのです。
時はさかのぼること100余年、滋賀県高島町から出てこられた
鳥居又七氏が、この京都の地で印刷屋を始められました。
故郷高島町(琵琶湖の西)に因んで
「鳥居西湖堂印刷所」と命名されました。
その後、印刷業が順調に軌道に乗ったところで、
鳥居社主は、その番頭格の「初代吉村金松」に印刷業を任せて
郷里に帰り、新しい事業の製パン業を興されました。
その西湖堂製パンが。あれほど大きくなったのです。
そして、その鳥居社主が、
現在の株式会社西湖堂パン社長の祖父であり、
西湖堂印刷現社長吉村伸は、
その吉村金松の4代目となるのです。
今も、西湖堂印刷の玄関上の大理石石碑には
「鳥居西湖堂印刷所」の文字が刻まれています。


(このルーツについては、西湖堂製パンの前会長、故鳥居様より、
お伺いした話で、決してフィクションではありません。)

鳥居西湖堂印刷所時代の印刷物。
奥付に鳥居又七の名前が記載されている。
また、住所が四条高倉西入るに
なっていることから、
当時は四条通りに店を
構えていたらしい。

TOPページへ